多くの作品を短期間弾くか、少ない作品を長期間弾くか
2024年04月12日
楽器演奏をする時、練習する時、上達を目指す時、レパートリーを維持する時、習い事であれ、独学であれ、趣味であれ、プロフェッショナルであれ、必ず一度は考えると思われる点について書いてみる。
楽器演奏をする時、練習する時、上達を目指す時、レパートリーを維持する時、習い事であれ、独学であれ、趣味であれ、プロフェッショナルであれ、必ず一度は考えると思われる点について書いてみる。
懸命に練習すると、大抵の曲は弾けるようになる。問題はそれを維持することの方で、これが非常に大変だ。子どもから大人まで、あんなに頑張って練習して上手く弾けていた曲が、もう弾けなくなってしまった、という話を聞く。先生はどうして何でも弾けるんですか、と質問されるが、こちらだってコンチェルトレベルのものが何でも弾ける訳ではなく、難易度の極めて高い曲であれば、生徒同様、弾いてなければ時間と共に弾けなくなってしまう。
楽器演奏は日々鍛錬の連続で、これを怠ると、一度流暢に演奏出来た曲でも、弾けなくなってしまう。しかしだからと言って、その練習や経験が無駄になる訳ではない。今回は、苦労してマスターした曲が例え弾けなくなったとしても、そこから得られるもの、残るものについて、技術的側面から書いてみる。