ブログ

ピアノライフに役立つあれこれ

今回は、ピアノを弾く際のトリルについて深掘りする。トリルとは、2音(重音で3音、4音の場合もたまにある)を、2本(または音数に応じた指数)の指を使って素早く交互に弾くことで、記譜上は、通常tr.またはtr.〰で表記される。中級以上の曲には頻繁に登場し、ピアニスティックな華やかさを添える。慣れるとほとんど労力も使わず、無意識に操作出来るのだが、最初はコツが掴めない場合があるかもしれない。

懸命に練習すると、大抵の曲は弾けるようになる。問題はそれを維持することの方で、これが非常に大変だ。子どもから大人まで、あんなに頑張って練習して上手く弾けていた曲が、もう弾けなくなってしまった、という話を聞く。先生はどうして何でも弾けるんですか、と質問されるが、こちらだってコンチェルトレベルのものが何でも弾ける訳ではなく、難易度の極めて高い曲であれば、生徒同様、弾いてなければ時間と共に弾けなくなってしまう。

楽器演奏は日々鍛錬の連続で、これを怠ると、一度流暢に演奏出来た曲でも、弾けなくなってしまう。しかしだからと言って、その練習や経験が無駄になる訳ではない。今回は、苦労してマスターした曲が例え弾けなくなったとしても、そこから得られるもの、残るものについて、技術的側面から書いてみる。

音楽サロン Musicafé
札幌市清田区 ピアノ教室
Powered by Webnode Cookie
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう